くらし情報『常に笑ってた。周りに人もいた。でも、同窓会には二度と行かないと思う』

常に笑ってた。周りに人もいた。でも、同窓会には二度と行かないと思う

あの場所に顔を出したとしても、やっぱり場の空気に馴染むことができず、でも同級生で集まれたことそのものにしっくりこない妙な満足感を覚えて、きっと帰るんだろう。
大した話もしていないし、どうせ連絡すらも取り合わないくせに、社交辞令で「また、みんなで集まりたいね」と言い合ったりするんだろうか。きっとそうだ。無理しちゃって馬鹿みたいだ。

私は高校生だった頃も、ずっとひとりだったように思う。化粧とショッピングとジルスチュアートとリズリサとディズニーが好きで、男の人に選ばれることが幸せだと考えているようなクラスメイトの中で、ずっとひとりだった。
人と仲良くなるのは得意で、自分から駆け寄ることをしなくても、常に周囲に人はいた。お昼の時間はみんなで机をくっつけてお弁当を食べていたし、行事もそれなりに輪の中に入り、高校生らしい毎日を送れていた。
みんな、私の話に笑ってくれたし、仲間外れにされることも無視されることもなかった。だから、きっと嫌われていたことはなかった、と思う。

もう二度と同窓会に参加することはない
毎日誰かと話をして、笑ってはいる。授業はほとんど寝ていたし、成績だってそれほどよくはなかったけれど、ついていけないことはなかった。

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