気に入った物件が「買ってはいけない物件」だったらどうすればいい?
やっと見つけたお気に入りの物件が、もし「買ってはいけない物件」だとしたら?
買ってはいけない物件とは何なのか、その種類と見極め方を解説します!
■ 買ってはいけない物件の定義
HAKU / PIXTA(ピクスタ)
まず、物件の個別条件(築年数、心理的瑕疵の有無、地形、地域、立地、擁(よう)壁の状態、マンションの管理状況など)によって、「この項目が一定基準以上じゃないと買ってはいけない」というような判断をするのはあまり意味がありません。
不動産に求める条件や要件についてのニーズは人それぞれなので、一律の判断基準で物件の良し悪しを決めることは、自分にピッタリの物件を見つけることに役立つわけではないのです。
人によって「買ってはいけない」の基準は違いますが、今回は「買ってはいけない物件」の定義を、買主が購入前後に多くの不利益を受ける物件として解説します。
■ 買ってはいけない物件その1.「違法建築」
建ぺい率、容積率オーバーの物件
YUMIK / PIXTA(ピクスタ)
建物を建てる場合、建物の大きさを制限するのは、敷地面積に対して建物が建てられる面積の割合を定めた「建ぺい率と容積率」