境界トラブルは他人事じゃない!何度設置しても境界杭が抜かれてしまう理由とは??
決して他人事ではない近隣トラブル。
一口に近隣トラブルといってもその種類はさまざまです。
筆者が実際に体験した「事件」ともいえるトラブルの実例を紹介します!
■ 境界トラブル?
土地の境界についてのトラブルはたくさんありますが、その中でも驚かされたのが「何度設置しても翌日には抜かれてしまう境界杭」のトラブルです。
HAKU / PIXTA(ピクスタ)
親から相続して現在は使っていない土地の売却が決まり、その土地の測量を始めたAさん。
隣接する土地の所有者Bさんに境界確認の立ち会いをお願いして、その立ち会い当日、AさんもBさんも終始にこやかに歓談しながら境界の立ち会い確認が完了。
その日のうちに土地家屋調査士によって境界杭が設置されました。
しかしその翌日、Aさんが土地を見に行くと、昨日設置されたはずの境界杭が抜かれて別の場所に放り投げられていたのです!
■ 抜かれた境界杭
HAKU / PIXTA(ピクスタ)
「なぜ?誰が?何のために?」と、状況がよくのみ込めないAさん。
すぐに土地家屋調査士とBさんに連絡をとり、現地を確認してもらい、また前日と同じようにその場で境界杭が設置され、それぞれその場を後にしました。