8割の人が記憶力向上!認知症予防運動プログラム「コグニサイズ」とは?
■ 計算や記憶にかかわる簡単なゲームがオススメ
運動と一緒に行うものとして、計算や記憶に関する簡単なゲームがあります。
あひる / PIXTA(ピクスタ)
いわゆる脳トレーニングとして広く実施されていますが、これらを運動と同時に行うことでより効果が高まるといいます。
コグニサイズの効果については数年前から国立長寿医療研究センターで実験が始まりました。
2010年に軽度認知障害(MCI)のある方100人を対象にコグニサイズの調査をしていますが、調査の結果、約8割の参加者に記憶力の向上がみられました。
■ 激しい運動より持続できる軽い運動を
実験では、ウォーキングしながら簡単な引き算(例えば100から7を引いていくなど)をしたり、踏み台昇降をしながら数人でしりとりをする、といった計算や記憶に関わるエクササイズが行われました。
千和 / PIXTA(ピクスタ)
こうしたコグニサイズは一般の家庭でも手軽にできます。
運動は激しい運動より、持続できる軽めの運動がオススメです。
ただし、計算しながら歩くと集中しすぎて周囲が見えなくなることがあるので、公園など安全な場所で行うようにしてください。