造作家具・建具と既製品はどうバランスを取る?一級建築士に聞く!
注文住宅の良さはやはり一点ものであるということです。
そのなかで内部建具・家具が職人さんのつくる造作であるか、既製品であるかは全体の仕上がり感に大きく影響します。
せっかく家を建てるのだから造作家具・建具にしたいという方は多いでしょう。
でも家づくりの予算には上限があります。良いものはそれなりのお値段がします。
今回は、既製品で統一する場合、また造作と既製品を併用した場合など、どのようにそれらのバランスを調整すればいいかというヒントをお伝えできればと思います。
■ 空間を白にすると、既製品でも比較的合わせやすい!
例えば、住宅内部の空間を白で統一したいとしましょう。
天井や壁は、白い塗装やビニルクロスで仕上げられることになるでしょう。
このようなとき、建具や家具に関しては、白い既製品にしてもそんなに違和感を感じることなく合わせられることが多いです。
その例を写真で挙げてみましょう。
ご覧のように、全体のバランスとしてはそんなに違和感を感じないと思います。
特にこちらのお宅の場合はアクセントとして濃い色の木製階段を採用しているので、建具の存在がより空間になじんでいるように見えるかと思います。