家を購入したら不動産登記は必須、何のためにするの?しないとどうなる?
また、土地や建物を担保にして複数の金融機関からお金を借りるときに、どの金融機関に貸付金回収の優先権があるかも登記をしておくことで明確になります(これを抵当権の設定順位と言います)。
これらを記載することで、正確な不動産取引を円滑にすることができるのです。
■ 2.登記しないとどうなるの?
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じつは、「登記事項証明書」の権利部(甲区・乙区)と言われる部分は、登記の義務がありません。
登記申請を行わなくても、罰則はないのです。
そのために、土地の名義が他界したままになっていて、売却時に名義変更していないことが判明するケースは非常に多くあります。
親から受け継いだ土地を売ろうと思ったら、自分の名義になっておらず、売却までに手間取ってしまう人や、名義変更のときに兄弟ともめごとが起きて名義変更ができなかった、という話は少なくありません。また、AさんがBさんへ土地を売却したのに登記がなされなかったとき、AさんはCさんにも同じ土地を売ってしまったとします。
Cさんは土地の登記を行いましたが、Bさんは登記を行わなかったら、Bさんが先に土地を買っても自分のものである主張ができません。