10代の子どもについて親が知っておくべき「大事な事実」10個
3歳までの間に効率的な構成に整えられ、その後は大きく変化しないと思われてきたのです。しかし、ニューロンの活発な成長活動は青年期の前にも起こるということが。国際的な総合科学ジャーナル『ネイチャー』で発表されました。ちなみに女子のピークは11歳、男子のピークは12歳だそうです。
■3:デリケートな時期で感情に左右される
大人に近づくと、脳のさまざまな領域が相互に協力して働き、処理能力が高まります。脳内の情報を使って問題を処理する経験を積むことで、意思決定技術が向上していくのです。
ただし、この時期の意思決定は、感情に大きく左右されやすい大脳辺縁系を多用します。意思決定が感情に左右されやすいのは、脳科学的に仕方がないことなのです。
■4:社会を知って理性との戦いが始まる
新たな考え方を身につけはじめる時期でもあります。感情が不安定なので、親や家族とはぶつかることもあるでしょう。青年期になると、個人的な感情と理性の間で揺れ動きはじめます。良心と社会性を身につけた子どもたちを穏やかな感情で受け止め、支えましょう。
■5:激しく感情が揺さぶられる
10代は、記憶と感情の形成に極めて重要な部分である、大脳辺縁系の大きな変化が始まる時期です。