余計なモノを買うより経験にお金を使う方が「幸せになれる」理由
私たちはこれまで、目に見えないもの、形に残らないものにたくさんお金を使ってきています。
たとえば、友だちや彼氏と遊びに行ったり、旅行をしたり、ライブに行ったり、映画を見たり……。こうした経験を「無駄だった」なんて思っていませんか?
でも、モノを買うよりなにかを経験をすることにお金を使う方が幸せになりやすいのです。
今回は、『Fast Company』の記事を参考に、限られたお金の正しい使い方についてまとめました。
■モノより経験にお金を使う方が幸せになれる理由
モノは長い間所有することができます。それに対して、経験は瞬間的なものです。長く楽しめるという意味では、一見モノの方がよさそうです。
しかし、それはまやかしです。
最近の研究によって、瞬間的な経験の方が、モノを所有するよりも幸福度が高いことがわかったのです。瞬間的なものであるからこそ、コンサートやバカンスなどのその場限りの経験は、私たちを幸せにしてくれるということ。
お金と幸せに関する問題を20年以上調査していたコーネル大学の心理学教授、トーマス・ギロビッチ博士は「私たちは満たされるためにモノを買います。買った瞬間、それからある程度の期間は買ったことで幸せは得られるでしょう。