20年にわたる調査で判明!将来子どもに本当に必要なスキルとは
「逮捕歴」「薬物やアルコールの乱用の有無」「精神の健康状態」の5項目について現状を調査し、保育園児時代の評価と比較したのです。
かなり気の長い研究ですが、幼い子どもを持つママは結果が気になるのでは?
そう、幼年時の社会的スキルのスコアと、25歳時の評価には関連があったのです。
■たった1ポイント増で大学卒業率は2倍!
20年近くをかけたこの研究で、保育園の先生たちに「社会的スキルを身につけている」と太鼓判を押された子どもは、25歳になったときに違いが見られました。そうでない子どもにくらべると、大学を卒業していたり、フルタイムの仕事に就いたりしていることが多く、逮捕歴を持つケースも少なかったというのです。
具体的には、保育園時代の社会的スキル8項目の評価が1ポイント増えると、その子が将来大学に行き卒業する確率は2倍に。25歳までにフルタイムの職を見つける確率も、そうでない場合にくらべ46%増加していました。
また、この評価が1ポイント減ると、その子が将来、25歳までに罪を犯し逮捕される可能性は67%も増加し、25歳までに(低所得者向けの)公共住宅に申し込んでいる確率も82%も高まっていたのです。