借金と貯金は同じ?合理的で参考になる「プログラマーの考え方」
『最速の仕事術はプログラマーが知っている』(清水 亮著、クロスメディア・パブリッシング)は、プログラマーならではの発想が貫かれたユニークな書籍。
プログラマーにとっての最大の関心事は「効率化」だと主張する著者が、徹底した効率主義を紹介しているのです。
きょうはそのなかから、「お金を多次元で捉える」に焦点を当ててみたいと思います。
■プログラマーにとって借金と貯金は完全に等価
ビジネスマンが経営について考える際、もっとも重要なのは柔軟な発想を持つこと。
一方で人間には先入観に左右されやすいという側面がありますが、その点においてプログラマーは少し違うのだそうです。
なぜなら、一般人とくらべて柔軟な発想が得意な人が多いから。
具体的にいえば、プログラムを組むとき、デバッグをするとき、ハックをするとき、新たなプログラミング言語をおぼえるときなど、常に「それまでとは異なる視点の獲得」が必要とされるということです。
そしてプログラマーには、時間(一次元)と平面(二次元)と空間(三次元)をすべて等しく扱えるという発想があるのだとか。
そのいい例が、借金と貯金。一般的に借金は「できればしたくないもの」