なぜJリーグの公式入場者数はいつも半端な数字で発表するのか?
でも、本当にこの数、ちゃんと数えた上での発表なのでしょうか。
「はい。数えています。入り口ゲートのチケットもぎりをしているかたの近くで、数取器を使ってカウントしているんです。なので、この数にはご招待券で入場されたかたの分も含まれています」(同広報部)
数取器の形式はさまざまですが、NHK紅白歌合戦で日本野鳥の会が片手に持ってカウントしている、あの器械と同様のもののようです。Jリーグの試合にお出掛けの際には、入場ゲート横のカウンティングスタッフに注目してみましょう。
一方で、プロ野球の公式入場者数は、1970年代から2004年まで、セ・リーグ、パ・リーグともに100人単位の概数で発表されていましたが、2005年以降はJリーグと同様に1人単位までの実数で発表されるようになりました。ただし、Jリーグのように入場ゲート脇でカウントしているわけではないようです。
福岡ソフトバンクホークスの公式ツイッターによると、「満席率(あと何枚チケットを発券できるか)をベースにして入場者数のカウントを行なっているとのこと。
ちなみに、Jリーグの熱心なサポーターのなかには、毎試合1人単位でキッチリと発表される公式入場者数の数字を見て、「自分もあのなかの1人なんだ!」