「10円玉が丸い」は思い込み?日本人に欠けている他者意識とは
ところが多くの人が、他人も自分と同じ視点でものを見ていると思い込んでいるといいます。
しかし実際には、他の人は自分とはまったく違う視点でものを見ていたりするもの。
だからこそ日常のなかでも、「他の人はどんな角度から見ているんだろう」と考えてみる必要があるということです。
■企画書でも他者意識が求められる
そしてそれは、たとえば企画書でも同じことだとか。
つまり企画書を書く際に必要なのは、「自分がなにをしたいか」ではなく、「上司はどんなものを求めているのか」「クライアントはなにを欲しがっているのか」「など、上司やクライアントの立場に立って考えてみること。
そのように論理的に考えた企画書であれば、なんの感想のことばもなく、無言で突き返されるようなことはないといいます。
■相手の立場からものを見る大切さ
要するになんであれ、「立場の違う人はどう感じるのか」ということを、一度立ち止まって考えてみることが大切。そして、仕事ができる人間は、相手の立場からものを見られる人間だと著者は断言しています。
成績のいいビジネスパーソンは、知識が豊富で売り込みがうまい人ではなく、「相手はどんなものが必要なのか」