人の行動は自分の意思でコントロールできない?実は無意識が9割
■すべては潜在意識のおかげだった
とはいえ、「無意識(潜在意識)」ということばが出てくると、「怪しいな」と感じるかもしれません。
著者はそう認めたうえで、しかし決して怪しいものではなく、私たちの生命活動を維持してくれている大事な力だと断言しています。
それだけではありません。寝ている間に心臓を動かし、全身に血液を巡らせたり、呼吸をしたり内臓器官で消化活動してくれているのも、潜在意識のおかげなのだとか。
つまり身体的な活動は、潜在意識によってコントロールされているということ。そこで、心と体の両面から潜在意識に働きかけ、バランスをとることが大きな意味を持ってくるわけです。
もちろん状況は変化するものですから、臨機応変に見方を変えることもときには必要。しかし、もっと大事なのは「見方を変えるということは大切」という考えを維持しつつ、「いつでもその見方そのものは変化させられる」という柔軟な意識を持つこと。
だからこそ、バランスが大切なのだと著者はいいます。
■いかに無意識が力を発揮できるか?
「無意識の力」が9割を占めて日常をコントロールしているのであれば、「いかにその無意識が力を発揮できるようにするか」