戦略は3回繰り返すと大成功?仕事がうまくいく「数字の使い方」
たとえば、Aという戦略が成功する確率を、直感的に五分五分と思ったとします。つまり、成功する確率は50%というわけです。
もちろん失敗する確率も50%。では、2回連続で失敗する確率はというと、「0.5×0.5=0.25」となるので、答えは25%です。
その結果を受けて、次に行った戦略が失敗する確率も五分五分だとすれば、「0.25×0.5=0.125」。つまり、失敗する確率は12.5%にまで減ります。
3回行って失敗する確率が10%強なら、成功する確率は9割近くにまでなるというのです。
つまり、失敗を生かして戦略を見なおし、3回行えば、なにかしらの成功体験が得られるというわけです。
まさに、失敗は成功の母。
「諦めなければ、いつかは叶う」など、失敗から学ぶことの大切さは感覚的にわかっていたかもしれません。でも、こんな風に数字で表されると俄然ファイトが湧いてきますね。
いま取り組んでいる仕事に、ぜひ数字を生かしてみてください。
(文/山本裕美)
【参考】
※深沢真太郎(2015)『数学女子智香が教えるこうやって数字を使えば、仕事はもっとうまくいきます。』日本実業出版社