先延ばし癖はすぐに直せる!誘惑は「20秒あれば勝てる」と判明
■誘惑は到達するまでに20秒あれば回避できる
スティール教授は、人は誰でも先延ばししたいという欲求を持っているといいます。特に、現代にはさまざまな誘惑があり、それに抗うことはとても難しいものです。
そこで、誘惑に負けない環境づくりが大切になってきます。たとえば、ダイエット中なのに素敵なケーキ屋さんが目に入ってきたとします。衝動的に店内に入ってケーキを買って出てきてしまったら、ダイエットは台なしです。
でもケーキ屋さんに入る前に、15~20秒の間を空けることができたら、そのまま入らずに通り過ぎることができるのです。
■仕事中にSNSが見たくなったら20秒間我慢しよう
衝動的になっていると、どれだけ速くごほうびや報酬にたどり着けるかということで頭がいっぱいになってしまいます。しかし、ごほうびをあまりに速く手に入れてしまうと、合理的な判断をすることが難しくなります。
でも、誘惑に到達するまでにたった20秒空けることで、誘惑でいっぱいだった頭を現実に戻せるのです。これを仕事に応用してみましょう。パソコン仕事をしているときに、ソーシャルメディアや仕事以外のウェブサイトにアクセスしそうになったら、20秒がまんすれば気にならなくなるのです。