2位にはアメリカが!世界で「最も外部紛争が激しい国」トップ9
2015年の世界平和度指数の分析対象である162ヶ国のうち、日本も含めた81ヶ国、つまりちょうど半分の国が外部の紛争には関与していないことが明らかになったのです。つまり、日本が安全保障関連法案を成立させたことによってこのバランスは崩れ、外部の紛争に荷担する国がマジョリティになるのです。
■メディアの注目を集める母親や若い世代のデモ参加
過去の日本では、デモの参加者は労働組合員や既成左翼が占めてきました。しかし昨今の東京での学生や若い母親のデモ参加は、メディアの注目を集めています。
タナカ マミさん(35)は、夫と3人の子どもたちと一緒にデモに参加しました。彼女はAP通信に対し「私たちはいま行動を起こすべきです。そうしなければ日本は悪い方向に向かってしまいます。それが、今日私がここに来た理由です」と語りました。
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外部の紛争には荷担しないという国は、全体の半分であり、決して珍しいことではないのです。日本は現在、国の在り方が大きく変わるかもしれない大変な局面に差し掛かっています。
安全保障関連法案に賛成するにも反対するにも、国内だけでなく世界の軍事事情を把握し、その上でフラットな判断をすることが大切であり、その判断に責任を持たなければなりません。