分数の割り算が楽になる「ひっくり返してかけ算」の正体とは?
こんにちは。深沢真太郎です。
ビジネスパーソンを数と論理に強くする「ビジネス数学」を提唱する、教育コンサルタントです。
さっそくですが、今回はこんなテーマで。
なぜ分数の割り算は「ひっくり返してかけ算」するの?
■9割の人がやる分数の計算方法
「何のことかしら?」という方もいらっしゃると思いますので、ここでちょっと算数の復習を。
例えば、
2÷2/3 = ?
分数が登場した瞬間にキモチ悪くなってしまう方もいるかもしれませんが(苦笑)、私は企業研修やビジネススクールの講義の合間に、参加しているビジネスパーソンに「これってどう計算しますか?」と雑談として尋ねてみることがあります。
すると、9割の方がこう答えます。「ひっくり返してかけ算すればいい」と。
2÷2/3 = 2×3/2 = 3
なるほど。確かに「3」は算数としては正解です。
しかし、「なんでひっくり返してかけ算すると正解になるのですか?」と私が尋ねると途端に表情を曇らせます。
そしてその顔には「そんなこと言われたって、そうすればいいと教わったから……」と書いてあります。
■分数の計算方法を簡単にする
それではここで、私の答えを。