くらし情報『先進国では日本だけ!女性だけにある「再婚禁止期間」の存在意義』

先進国では日本だけ!女性だけにある「再婚禁止期間」の存在意義

先進国では日本だけ!女性だけにある「再婚禁止期間」の存在意義


長年相性の合わなかった夫と離婚し、「さあ、これでやっと理想の彼と結婚できる!」

そう考えている女性の前に立ちはだかるのが、「再婚禁止期間」です。

実は日本では法律で、「再婚してはいけない期間」が定められています。期間は6ヵ月間で、しかも女性だけに定められたもの。この法律、一体なんなの?

■父親を明確にする家のためのルール

この法律はそもそも明治時代に作られた、「明治民法」をそのまま引き継いだもの。民法722条の「離婚してから300日以内に生まれた子どもは前夫の子と推定する」規定とセットで機能しています。

明治時代は離婚や再婚が少なく、DNA鑑定の技術がなく、また「家」という概念が強固だったため、後継ぎを考える都合上、誰の子どもか早くはっきりさせなければならなかったのです。つまり、そんな事情から決められた規定だということ。

現在でも、前夫に父親としての責務を果たさせるルールとして機能しているとされていますが、女性差別の観点などから問題点も多く指摘されています。


■いま再婚禁止期間は時代錯誤の法律

再婚禁止期間があることにより再婚が遅れたため、その期間中に生まれた子どもの届け出ができない、といった問題も発生しています。

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