十代の友情関係は成人後の健康状態に影響していることが明らかに
十代のころに過ごした友だちと、いまでも連絡をとっていますか?
環境が変われば友だちも変わります。思い出が色あせることはなくても、実際に良好な関係を保ち続けることは難しいかもしれませんね。
研究によって、特に十代の時期に育まれた強力な友情は、その後の人生によい影響をもたらす可能性があることがわかりました。
今回は『Student Science』の記事を参考に、十代の友情がもたらすその後の生活への好影響についてまとめました。
■友情関係は人の健康状態に影響を与える
他人の意思に影響されて思考することは、自分のためにならないときもあります。友情関係においても同じです。しかし、ともに行動し、生活するからこそ得られる友情関係にはプラスの影響も。生涯の友人となる可能性さえあります。
深い友情は親友を生み、それは健康状態にも影響を与えます。人は孤独を感じる生きものですが、深い友情は人へ肯定感を与えるでしょう。十代の若者だけではなく、大人になってもその好影響は続きます。
■友情関係の調査で健康への影響が判明
バージニア大学の心理学者であるジョセフ・アレン氏の研究チームは、十代の友情関係が、大人になったときどれほど健康状態に影響を与えるのか調査しました。