「成功=重要な1つの決断」ではない!人生を楽にする小さな選択
『自分を変える1つの習慣』(ロリー・バーデン著、児島修訳)の目的は、著者のことばを借りるなら「心構え(マインドセット)」を変えることなのだそうです。
人生のあらゆるところで「エスカレーターに乗る(楽だが間違った道)」のではなく、「階段を使う(ちょっとキツいが正しい道)」という小さな選択をすることが、自分を劇的に変えるという考え方。
■人生を楽にするためには「犠牲」が必要
「スポーツジムに行くべきか?それとも、家でこのままダラダラしていようか?」
「これを買うべきだろうか?それとも、我慢して節約すべきだろうか?」
「もうひとがんばりして仕事に打ち込むべきか?それとも、最低限の労力で仕事を片づけてしまうべきか?」
日々の暮らしのなかにはこうした状況が無数にあるもの。
私たちは、「楽な道」を選べば人生が「楽」になると考えがちです。しかし人生を楽にするためには、「いまこの場所で、困難から逃げずにすべきことをする」という「犠牲」が必要なのだと著者はいいます。
そしてこれは、私たちの考え方を根本からひっくり返す、きわめて重要な考え。
■目の前の困難に取り組むほうが楽になる
注目すべきは、成功者がこの「犠牲」