日本とイギリスどっちが女性は昇進しやすい?数字で比較してみた
日本:大手企業30社の女性取締役:2.9%
一方で日本はどうかというと、TOPIX Core30という、東京証券取引所一部上場の30社を対象とした調査(2014年)では3.1%でした。これは、米国NPOのCatalystが行ったものですが、この調査で日本はダントツの最下位。
対象を東証一部上場の全社にまで広げると、その割合はなんと1.5%というショッキングな状況です。
■ヨーロッパに多い女性取締役
ちなみに、日本よりも女性の社会進出が進んでいるイギリスでも、世界全体から見るとまだまだ。「女性取締役の割合が高い国ランキング」では、1位のノルウェーは35.1%(OBX)。
続いてスウェーデン32.6%(OMXストックホルム30)、フランス32.5%(CAC40)、フィンランド29.4%(OMXヘルシンキ25)、ベルギー28.5%(BEL20)という順番になり、イギリスは6番目でした。上位10カ国をヨーロッパ諸国が占めています。
■国会議員における女性の割合
それでは、政治の世界ではどうでしょうか?
世界銀行が出している数字によると、世界各国の国会(二院制の場合は下院)における女性の割合がもっとも高いのが、ルワンダで64%。