日本人は損したくない!だから「最安値から3番目」を選びがち?
から最安値の「北海道ななつぼし」(900円)までズラリ14種。
「2kgで1,880円は高すぎないか?」いちばん安い900円でいいかと思ったけれど、値段の安さが味の「安っぽさ」を保証しているような気がして、その隣の「あきたこまち」(950円)に目を戻すと、値札はあるものの品切れ中。
「しまった、これが人気なのか!」と、やむなくその隣の「宮城ひとめぼれ」(1150円)を手にする著者。最安値から3番目。
このあたりが無難かと、自分にいい聞かせながら気づいたのが、有名ファッションブランド「エルメス」と同じ戦略だということ。
店頭で33万ドルの腕時計を見てため息をついた後なら、5,000ドルの腕時計がお手ごろ価格に思えてくるという戦略なのだそうです。
極端に高くもないけど、無闇に安くもない。「ほどほど」を選択するのが人情というもの。
つまり、私たちは日々の買いものを通じて「ほどほど」を体得し、「ほどほど」な人間になっていくのかもしれません。
■2:日本人は損したくないからテレビは40インチを選択する
ある日突然、自宅のテレビが壊れてしまった著者。買い替えを検討し、家電量販店や実際に買い替えた会社員の人に会って話を聞いていくなかで出てきたのが、「40インチがお得ですよ」