くらし情報『普通の紙でも鍋になる!水が100度でも火がつかない驚きの仕組み』

2015年11月19日 21:00

普通の紙でも鍋になる!水が100度でも火がつかない驚きの仕組み

普通の紙でも鍋になる!水が100度でも火がつかない驚きの仕組み


紙は火をつけたら燃えます。

「なにを当たり前のことを」と思われるかもしれませんが、この常識を覆すものが存在するのです。それは、紙でつくった鍋。水を通さない紙をつくれることは、紙コップなどでご存知だと思います。しかし、それを火にかけちゃっても大丈夫なの?

カギを握るのは、温度。紙鍋の驚きの仕組みを紹介します。

■水の温度は最高何度?

水が100度で沸騰することは誰でも知っているはず。小学校時代、理科の授業で実験したこともあるのでは?

では水の温度は、最高で何度くらいまで上がるのでしょうか?

実は、水の温度は100度までしか上がりません。
水を加熱すると100度で沸騰しますが、さらに加熱し続けてもそれ以上にはならないのです。

なぜなら、100度以上になった水は水蒸気になってしまうから。水蒸気になると、温度は1000度以上にまで上昇させることができます。

■紙に火がつくのは何度?

物質はそれぞれ「発火点」という温度が決まっています。これは、火源がなくても物質に火がつく温度のこと。物質の温度が発火点以上になると、火をつけなくても自然に燃えだします。木材は250~260度、木炭は250~300度など、物質によって発火点は異なります。

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