海外35ヶ国でも流行中の「シンプル生活」に潜む危険な落とし穴
■2:成長するきっかけを捨ててしまう
ときめきのないモノを捨てるのは、自分に負荷をかけるモノを排除してしまうこと。でも吉島さんはこういいます。
「人生で『成長したなあ』と感じるのは、無理だと思っていたことや、つらいと思うような出来事を乗り越えたときではないでしょうか。最初から『これは自分に合わない、あれは自分に負担だから嫌だ』と避けてしまっては、そうした成長の喜びを手に入れられません」
たしかに、ときめきとは正反対でも結果として幸せを運んでくれるモノも、きっとあるはずです。
■3:“持たない競争”に陥ってしまう
シンプルでミニマムな生活は確かに素敵です。それが、自分にとって“足るを知る”状態であれば問題ないのですが、ごくたまに“他人とくらべてどのくらいシンプルか”を気にしてしまう人がいるようです。
「周りとくらべ、自分が少ないから勝った、負けたと考えるのは、どちらがより高価なブランド品を持っているかの競争となんら変わりません」(吉島さん)
片づけは、決して誰かと比較するべきモノではありませんよね。いくらミニマリストが流行だといっても、他人とくらべるのはやめましょう。
■4:考えずに捨ててしまう
自分で管理できる量以上にモノを増やしてしまうのは、面倒くさがりの人に多いはず。