外国人からすると難解で理解できない「日本語の数字の使い分け」
「9日」「9枚」「9時」
日本人なら、「ここのか」「きゅうまい」「くじ」とスラスラ読めますよね。しかし、これ、外国人にとってはものすごく難しいものなんです。誰もが無意識に使い分けている、日本語の数字の難しさをご紹介しましょう。
■日本語の数字は3段階に難しい
日本語の数字には、「4」は「よん」「し」、「7」は「なな」「しち」など、2つの読み方があるものがあります。ただ、数字をいうだけの場合、ほとんど使い分けはありません。
これだけならちょっと覚える量が多いだけですが、日本語には「助数詞」というものもあります。紙なら1「枚」、鉛筆は1「本」といった単位のようなもの。助数詞は星の数ほどあり、大まかな規則性はあるものの、例外も多数。
さらに、日本語はこの助数詞によって、数字の読み方も変わってしまいます。数字に関しては、日本語は3段階に難しいのです。
■じつは助数詞の選び方は超難解
そもそも、数詞がある言語はあまりありません。中国語や韓国語には似たものがありますが、日本語ほどのバリエーションはないようです。
たとえば長いものは「1本」ですが、お箸はセットで「1膳」です。ではセットのものはすべて「1膳」