ピラミッドの高さはどうやって調べた?意外とシンプルな測定方法
中学校で勉強したとおり、2つの相似な三角形の辺の長さは比率が同じです。棒の長さ=A、影の長さ=B、ピラミッドの高さ=X、ピラミッドの影の長さ=Cとすると、A:B=X:Cということになります。
ということはA×C=B×X、つまりX=(A×C)÷Bという計算をすれば、ピラミッドの高さがわかるのです。
■なんと計算が必要ない測定方法も
もうひとつ、計算が必要ない方法もあります。
それは、棒の長さと影の長さがまったく同じになる時間を待つ方法。理屈は先ほど紹介したものと同じですが、今度は影の長さが直接ピラミッドの高さになるので、比率の計算が不要になります。
ただ、ピラミッドは底面の面積も広いため、季節や時間帯によってはまったく影ができません。そのため、こちらの方法はよりシンプルではありますが、実際に使うのは難しかったようです。
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中学生のころは、「数学なんて、日常生活で絶対使わないのに」と思っていたものですが、意外に実践的なことも勉強していたんですね。やはり義務教育で勉強することには、それなりの意味があるようです。みなさんも建物の高さが気になるときは、影の長さから計算してみては?
(文/スケルトンワークス)