「お小遣い3年分一括払い」のママに学ぶ!親子で成長する子育て
子育ては初めてのことばかり、「これってどうすればいいの?」の連続です。
たとえば、お小遣い。いくらあげるか、週ごとか、月ごとか。進級につれてどのくらい金額をアップするか……。お財布と相談しつつ、ほかのお宅の状況もリサーチしながらの手探り状態です。
一昨年、あるママが実践したユニークなお小遣い制度“お小遣い一括払い制”がネットで大きな話題になりました。発信したのは、2人の子どもを育てながら運動教室『MIKIファニット』を起業した働くママ・太刀山美樹さん。
お小遣い一括払い制にも触れた著書『前傾姿勢でいいじゃない~子育て、起業、いま女子大生』(西日本新聞社)を出版した太刀山さんに、ユニークな子育てに込めた思いを伺いました。
■一括払い制のきっかけは携帯料金9千円
ことの始まりは、高校に入学したばかりの娘さんの携帯電話料金。高校入学と同時に携帯電話を持った娘さんにとって初めての請求書の金額は9,085円。「高すぎる!」と一喝したい思いをこらえ、太刀山さんは娘さんに話しかけました。
「たしか将来はひとり暮らしをしたいんだよね。どんな生活がしたいの?」
高校生になったばかりの女の子の描く“夢のひとり暮らし”にかかる金額は、しめて月35万円。