くらし情報『4917頭の猫を救出!今までなかった「猫を助ける仕事」とは?』

2016年4月8日 19:00

4917頭の猫を救出!今までなかった「猫を助ける仕事」とは?

が出版されました。

本気で猫を助けるとはどういうことなのか、東京キャットガーディアン代表の山本さんにお話をうかがってきました。

■いまの日本に足りないのは愛情ではなくシステム

日本では、年間約10万頭強もの犬や猫が、行政の保護施設で殺処分されています。

環境省発表の統計資料によると、2014年度に殺処分された犬は21,593頭、猫はそのほぼ4倍以上の79,745頭だというのですから背筋が凍ります。

猫の処分数が犬よりも格段に多い背景には、猫は犬にくらべて元の飼い主に返還されたり、新しい飼い主に譲渡されたりする率がぐんと低い事実があるそうです。

「日本では行政の保護施設や民間の保護団体からペットを譲り受ける習慣があまりないことが、殺処分ゼロの大きな障害になっている可能性が高いのです。足りないのは愛情ではなく、システムです」と山本さん。

ここでいうシステムとは、「法規制だけでなく、ペット流通や保護活動のあり方も含めた社会的な仕組み」を意味しています。
「たとえは悪いですが、赤ちゃんを育てられなくなったときに、赤ちゃんポストとコインロッカーとではどちらを選ぶか、ということです」

山本さんの言葉は強いですが、わかりやすいです。

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