実は16~18歳の加害者が最多!危険な自転車事故を避ける方法
最近はヘッドホンで音楽を聞きながら走っている人もよく見かけますが、「まわりの音が聞こえないという状況はとても危険ですね」と柴崎さんは言います。
■ヘルメットで死亡率が1/4に
自転車事故を防ぐために、どういった対策が必要なのでしょうか?柴崎さんによると、「ヨーロッパでは、小学校から自転車に対する教育を徹底している国も多い」とのこと。
それにより事故率も少ないそうです。日本でも警察の交通関係や各種交通安全に関わる団体関係者が学校へ来て講習会をおこなっていますが、せいぜい年1回程度。教育として身についていないのが現状でしょう。
乗る側としては安全運転が第一ですが「個人の防御策でいえば、ヘルメットを着用することが、万が一事故に遭ったときに傷害を軽減できる有効な手段ですね」と柴崎さん。
わざわざ自転車にヘルメット?と思うかもしれませんが、自転車による死者の割合はヘルメット着用により1/4に低減する、というデータも出ています。
また、これもあまり知られていませんが、13歳未満の幼児・児童期は「ヘルメット着用の努力義務化」が施行されています。
お子さんを乗せて二人乗りをしている主婦もよく見かけますが、大人も含めてヘルメットの着用を習慣化することが被害を軽減するために極めて有効な手段です。