くらし情報『人はなぜ2択で迷ったときすぐに「決める」ことができないのか?』

2016年7月7日 18:00

人はなぜ2択で迷ったときすぐに「決める」ことができないのか?

山田「いや、でもそんな簡単な話では……。他の要素もふまえて総合的に判断しないと」

深沢「……そうですか。では他の要素とはなんですか?」

山田「見積額とか……」

深沢「……では、仮に判断基準が実績と見積額のふたつだとしましょうか。まず実績はどちらの企業があるのでしょう。そして、見積額はどちらが安いのでしょう」

山田「どちらも同じくらいなんですよね…。見積額もほぼ同額なんですよ」

深沢「でしたら、その実績という概念を無理矢理にでも数値化してください。全体を10としたら、その2社の比率は何対何ですか?5:5はダメです。絶対に差をつけてください」

山田「え?そんなこと言われましても……。
無理矢理にでも差をつけるなら、6:4でA社でしょうかね……」

深沢「では、A社でよいではありませんか」

山田「いや、でも……。そんな決め方でいいのでしょうか…?」

■2択は無理矢理にでも差をつける

さて、みなさんはこの会話を読んでなにを感じたでしょうか。失礼ながら、この山田さんは典型的な「決められない人」でした。

なぜなら、「そもそも本気で決めようと思っていないから」。

複数のなかからひとつに決めるという行為の本質は、無理矢理にでも差をつけることです。

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