1位は億万長者が31%!世界で最も富裕層が多い都市トップ10
顧客預かり資産で世界最大とも言われるプライベートバンクUBSの本社があるのもチューリッヒです。
欧州は税率が比較的高い国が多いのですが、スイスだけは例外で、高所得層でも所得税を15%程度に抑えられることも富裕層に支持される大きな理由です。
■1位:モナコ(個人富裕層の人口密度31.10%)
南フランスの地中海に面したイタリアとの国境に近い場所にある、小さな国、モナコ。2.02平方キロメートルという世界第2位の小国で、人口もわずか3万7,800人。
その首都がモナコであり、人口の3割以上が億万長者というのですから、一極集中ぶりにはびっくりです。
富裕層が集まってくるいちばんの理由は、個人所得に対して所得税を課していないこと。税金面の優遇を求め、こぞって富裕層が集まってくるというわけです。
気候も温暖で、交通のアクセスもよく、世界の食材やブランド品が集まり、治安もよく、カジノが楽しめると聞けば、富裕層でなくても興味が沸いてくる都市といえそうです。
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節税対策や資産運用、護身など、庶民には計り知れない、億万長者ならではの悩みや知恵が、こうしたランキングに反映されているといえそうです。