若手は「会社の数字より半径1m以内の数字」を意識すべき理由
この現場の数字とは何を指すか、具体例を挙げます。
■冒頭の「半径1m以内の数字を使え」の意味
おそらく、若手のパソコンのなかにはたくさんのデータがあるはず。キャビネットには、たくさんの資料が入っているでしょう。
また、スマートフォンを使えば、世の中の動向や競合他社のサービスについて情報収集もできるはず。
少しコスト意識を持てば、4枚のプリントアウトを1枚で済ますことも可能です。期待利益が計算できれば、営業の優先順位も簡単につけられますよね。
納期の約束は「なるべく早く」ではなく「3日後に必ず」とすることで、事故は防げるでしょう。
前述の「半径1m以内の数字をきちんと使え」というのは、つまりそういうことです。
たとえば子どものころ、家の家計に関心があったでしょうか?
親の収入がいくらか、1ヶ月の支出はいくらか、教育費はどのくらいかかるのか、比較的余裕があるのか苦しいのか……?
そんなことを考えて過ごしていたでしょうか?
おそらく、そうではなかったはずです(もちろん、YESという方は素晴らしいと思いますが)。
少なくとも子どものころの私の関心事は、サッカーと初恋相手とマンガくらい。