体中の神経は全長72km!神経の若返りで不調が吹き飛ぶ理由
何気なく行っているように思えても、実はとても複雑なことだということ。
■健康の維持には中枢神経より末梢神経のほうが大切
ところで、人間の体じゅうに張り巡らされた神経の長さは、72キロメートルにもなるといわれているのだそうです。
しかも、そのなかを走る電気信号は、時速400キロもの超高速スピードで行き来しているのだというのですから驚き。
まさに人間の神経は、スーパーコンピュータを凌ぐほど精巧で、複雑な構造になっているということ。
地球上の生き物で、これほどまでに神経が発達しているのは人間だけ。知能が高いチンパンジーですら、人間にくらべたら神経のつくりはずっと単純なのだそうです。
そして医学的に厳密に分けると、神経は次の2つに分類されるといいます。
(1)中枢神経:脳と脊髄のこと。
指令を出す役割。
(2)末梢神経:脳や脊髄と体をつなぐ神経。指令や情報を伝える役割。末梢神経のなかでも、呼吸や心臓の鼓動、食べものの消化や汗をかくことなど、自分の意思とは無関係に体の機能を調節している自律した神経のことを「自律神経」と呼ぶのだそうです。
このように医学の世界では、中枢神経と末梢神経の2つをひとくくりにして「神経」