最近仕事を始めた人の「3分の2」は求職活動していなかった!?
常識を覆すショッキングな数字が3月にアメリカで発表されました。
なんと、アメリカ国内で新たに採用された人のうち3分の2は職探しをしていなかった、つまり、企業にコンタクトを取ったり、仕事を探すために人脈を使ったり、企業に履歴書を送るといった具体的な“求職活動”をしていなかったのです!
仕事を探さなかったのに働けるなんて、羨ましい限りですよね。今回は、この事実の詳細をお伝えします。
■活動した人よりしていない人の方が仕事を見つける
これは、アメリカの情報サイト『Vox』で紹介されたもの。アメリカ労働省が2005年に集計したデータをもとに、サンフランシスコ連邦準備銀行が行った研究について報じています。
3カ月間の調査期間中に職を得た人のうち42.2%は、無業で求職活動をしていない人たちだったそう。この中には専業主婦や学生も含まれます。
具体的な活動をしていないので、無業で仕事を探している“失業者”とはみなされません。
この後、すでに就職していて求職活動をしていなかった人(25.7%)と、失業中で職探しをしていたいわゆる“完全失業者”(24.7%)がほぼ同じ割合で続き、就職していて仕事を探している人(7.4%)