与えられた仕事を全部やるのは間違い?実は「8割」捨ててもOK
そこで、1週間で巡回することをやめたそうです。
ちなみにここで著者は、“やめる”という行動は、“やる”以上に重要だと説いています。理由は、やめてみないと、新しいことをやる時間が生まれないから。
◼︎たった2割だけでも充分な成果が
その後の著者が実践したのは、“自分が解決しないといけない問題”がある店舗を重点的に巡回し、指導すること。問題のあるお店には丸1日張りつき、ときには2~3日連続で指導したこともあったのだとか。
巡回した店舗の数だけでいえば以前の2割ほどになったものの、確実に成果は上がってきたといいます。
「すべての店舗を回らなければならない」と思っていた人が、「すべてはしなくてもいい」と考えるようになったわけですから、不思議な話でもあります。
しかし実際のところ、いままでやってきたことをやめてみると、「すべてをやらなくてもよい」ことがわかるのだそうです。
極論をいうなら、いまやっている仕事のなかのたった2割だけでも、充分な成果が出ることもあるということ。これが、「仕事の8割は捨てていい」という考え方の根拠だということです。
大判サイズでイラストも豊富なので、インバスケットに基づく考え方をわかりやすく理解できる内容。