二足歩行が大きくした?実は人間のアソコが「霊長類最大」な理由
地位があって威厳があっても、アソコが小さいオスゴリラ。生殖器のサイズは、その種がどれだけ社会化されているかに深い関係があるのです。
■人間のアソコが霊長類で最大な理由
しかし、なぜ人間のアソコは霊長類最大の大きさなのでしょうか。そこには2つの理由があると考えられます。
1つは、放熱の役割。たとえば犬が舌を出して体温調節をするように、動物は体内の熱を外側に逃す必要があります。
特に二足歩行をしている人間は、股間がむき出しになっているので熱を受けやすい。しかも精子は熱に弱く、温度が上がりすぎればすぐに死んでしまいます。
でも、そこに大きなアソコがあればどうでしょうか?外気との接触面が大きくなり、熱を逃がしやすくなります。人間のアソコは、下半身を適温に保つために大きくなったのです。
ちなみに人間のアソコにも昔は骨が入っていたそうですが、社会化の段階でなくなっていったと考えられています。高度な社会を築いた人間にとっては、メスを傷つけることはむしろマイナスになっていったというわけです。
加えてもう1つ考えられているのが、メスを呼び寄せるという理由です。より人目を引く大きなアソコは、それだけメスに興味を持ってもらえる可能性を高めるのです。