テニスの点数が「ラブ→15→30→40」になった人間臭い理由
テレビで錦織圭選手のテニスの試合を見るたびに、不思議に思っていたことがありました。それは点数。数えるときは、ラブ→15→30→40になりますよね。
今回は、そもそも“ラブ”って何なのか?また、15→30→“45”ではなくなぜ15→30→“40”なのか?この2点について調べてみました。
■1:テニスで0点に“ラブ”が使われる理由
まず、0点をラブと呼ぶようになったのは、いくつかの説があります。ここでは、有力な説を3つご紹介します。
(1)そのものズバリの“LOVE”説
愛情説ともいいます。全く点数が取れない相手に対して「ラブ」と優しく呼びかけたという説。
ちょっと素敵ですね。
(2)フランス語は「発音しにくいんだよ」説
現在のテニスはフランスが源流です。フランスでは0を卵に見立てて、「ロエフ(フランス語で卵)」と呼んでました。
テニスがイギリスに渡った時に「ロエフ」は発音しにくいので、発音が近い「LOVE」なったというもの。
それでは、両方共、並べてみましょう。「l’oeuf(ロエフ)」と「LOVE(ラブ)」。確かに似ていますね。
(3)“LOVE=無”説
英語のLOVEには、かつて愛情とは別に“nothing(何も無い)