年間1620億ドルも無駄に!想像以上にひどい「食品廃棄」事情
いま日本では、多くの食べものが廃棄されています。
しかし食べものの無駄という点において、すさまじい状況にあるのはアメリカです。大量の期限切れの商品が仕分けされ、廃棄所に向かっているのです!
北アメリカ・オセアニアで排出される廃棄物の量は、アジア・先進工業地域の約2倍もあります。
共通していえるのは、実は私たち自身が考えているよりもより多くの食べものが廃棄され、浪費されているということ。今回は『International Business Times』の記事を参考に、食品廃棄物についてまとめました。
■年間1620億ドルも食べものが捨てられている
ジョーンズ・ホプキンズ大学の研究によれば、年間で出る食品廃棄物には1620億ドルもの価値があるそうです。日本円だと、約20兆円規模になります。
環境影響もはなはだしい話ですが、私たちはこの問題から目を背けてはいないでしょうか。
科学雑誌『PLOS ONE』によれば、廃棄されるもののなかでいちばん多いのは、果物と野菜。大量に生産されるため、どうしても供給過多になり、廃棄につながっているのです。
研究によれば、アメリカで供給されている食物のうち30~40%は廃棄物になっているそう。