年間1620億ドルも無駄に!想像以上にひどい「食品廃棄」事情
と誤解していることがわかったのです。
調査によると、消費者には「より新鮮な食物、鮮度の良い食物を選びたい」という考え方や希望があるため、果物と野菜は捨てられているということが明らかに。
私たちは、最終的に食品廃棄物となる食べものに、約30%の肥料、約35%の水、約31%の土地が使われているという現実を忘れるべきではありません。
■国も企業も消費者も真剣に取り組むべき課題
ただ、食べものの浪費を減らし、改善するために働きかけている企業もあります。
より正確な食品成分表示や、包装の見なおしは、環境改善につながります。そのため、国の政策担当者も法律によって食品業界をサポートするべきです。
消費者の多様化するニーズを汲み取ることも、食品廃棄物を減らすことにつながるでしょう。
前出のロニ・ネフは、「アメリカの食品廃棄物問題は、5つの脅威に関連しています。
この問題が改善すれば、食糧安全保障、栄養、予算、環境と公衆衛生の問題の改善も見込めるかもしれません」と主張しています。
私たちは、「食品廃棄物は思った以上に多いのだ」ということをまず認識するべきなのです。
賞味期限が過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではないことを理解して、見た目やにおいなどの五感で個別に食べられるかどうか判断しましょう。