地名ミステリー!青山一丁目駅はあるのに「青山」は存在しない?
先に駅名があって、あとから実際の地名が追いついたということなのです。
それでも、青山という地名はないのですが……。駅名をつけるとき、原宿とか渋谷みたいに青山駅とすれば、誤解を生まなかったかもしれません。
■青山は人の名前から来ている
ただ、付近一帯の名前の由来は、青山忠成(あおやま ただなり)さんから来ていることがわかっています。徳川家康のお気に入りの部下で、青山家の広大なお屋敷があったために、現在の地名の由来になっているのです。
今回の話をまとめると、(1)青山一丁目という地名は存在しない(青山という地名自体がない)、(2)青山は人の名前から来ている、ということ。
おしゃれな青山も、かつては庶民の街でした。東京オリンピック(1964年)に伴って、いまのような街に発展したのです。
もしかしたら、2020年の東京オリンピックで劇的に変化するかもしれませんね。期待して待つことにしましょう。
(文/シール坊)
【参考】
※駅名にだまされるな「青山1丁目」のミステリー-日本経済新聞