2020年に100万人超!訪日ムスリム旅行者をどう受け入れる?
ムスリム旅行者にやさしい旅行先ランキング1位はシンガポール
左上:©TRIPPING! 洗い場をハラル対応と非ハラル対応と分けているホーカー「ラオ・パサ」 左下&右:©ASEAN-Japan Centreシンガポールに暮らすムスリムの人々
一方で非イスラムでありながら、ムスリム旅行者の獲得に成功している国があります。「シンガポール」です。
CrescentRatingが毎年発表している「ムスリム旅行者にやさしい旅行先ランキング」によると、シンガポールはイスラム協力機構(OIC)非加盟国の中で、ムスリム旅行者にやさしい国で1位となりました。ちなみに日本は17位。
シンガポールには少数ですがマレー系国民もいることから、昔から礼拝室やハラル食品への対応を行っており、このことがインドネシアや中東諸国のムスリム旅行者を呼び寄せる要因になっているようです。
シンガポールの人口は約500万人。そのうちムスリム人口は15%ほどです。シンガポールを旅行すると電車・バスや街なかでヒジャブ(スカーフ)をしたムスリム女性をよく目にします。
現地人か旅行者かは分かりませんが、ムスリムが多いことを実感できます。