くらし情報『タイの文化「セパタクロー」と世界最強国に挑む日本人』

2015年9月16日 07:58

タイの文化「セパタクロー」と世界最強国に挑む日本人

校庭や公園、ちょっとした空き地などにもセパタクローのコートがあり、誰でも気軽にセパタクローを楽しめる環境が整っている。伝統的な競技でありながら庶民のスポーツとしても深く根付いていること考えると、日本における相撲と野球の要素を併せ持ったような存在といえる。

日本のセパタクローとタイとの差
タイの文化「セパタクロー」と世界最強国に挑む日本人

©Tsutomu Takasu

日本でもセパタクローは行われており、日本代表チームも存在する。1989年に日本体育協会がタイ、マレーシア、インドネシア、シンガポールの4カ国を招いて国際大会を開催。その際に日本セパタクロー協会が設立され、日本でのセパタクローの普及が本格的に始まった。今では競技人口も2000人ほどいると言われ、日本代表も国際大会で結果を残すようになった。1990年に正式競技として採用されて以来、事実上の世界一を決める大会となっているアジア大会でも近年はメダルを獲得している。とはいえ、日本とタイの実力差はまだ大きく、未だに日本がタイに勝利したことは一度もない。
その実力差を「1000回やって1回勝てるかどうか」と表現するのは、セパタクロー日本代表の寺島武志選手だ。寺島選手は2011年から毎シーズン、数少ない外国人選手の一人としてタイリーグでプレー。

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