2015年9月16日 07:58
タイの文化「セパタクロー」と世界最強国に挑む日本人
普段は日本の企業チームに所属しながらタイリーグ挑戦のために長期休暇をとり、毎年半シーズンのみタイリーグで戦っている。
©Tsutomu Takasu
寺島選手が語る、日本の未来
寺島選手がそこまでしてタイリーグに挑戦するのは、日本のセパタクロー界の現状とも関係している。日本ではセパタクローのリーグ戦はなく、「全日本選手権」と「全日本オープン選手権」という公式戦が年に二つあるものの、日本国内にはセパタクローだけに集中できる環境は存在しない。そのため、現在世界でも唯一の本格的なセパタクローリーグが存在するタイで、「日常としてセパタクローのできる環境に飛び込んでみたい」という気持ちが強かったという。
©Tsutomu Takasu
一歩ずつ進歩を続けている日本のセパタクローの未来に、寺島選手は明るい可能性も感じている。
「僕は高校の途中までサッカーをしていて大学でたまたまセパタクローに出会いましたが、
今ではセパタクローサークルがあることを知って大学に入って来る人もいる。僕が始めた頃とは状況が変わっています。セパタクローの魅力を伝えられれば、日本でもメジャーになる可能性は十分あると思う。