歴史のロマンに浸る世界遺産の街!カンボジア「シェムリアップ」
「天空の城ラピュタ」のモデルになったと噂される密林の中の巨大遺跡ベン・メリアや、クメール最古の遺跡として今後世界遺産への登録が期待されるサンボー・プレイ・クックなど、日本人にはあまり馴染みがないが、アンコール・ワットに負けず劣らずの魅力を秘めた個性的な遺跡に遭遇することができる。シェムリアップへ旅立つ前には、ぜひチェックを!
1. ベンメリア遺跡
©ASEAN-Japan Centre ベンメリア遺跡
「天空の城ラピュタ」のモデルとなったとも言われている森の中の巨大遺跡「ベン・メリア遺跡」。長い年月をかけて熱帯樹が遺跡全体を覆い、建造物が崩れ落ちた廃墟ぶりは、哀愁とロマンに満ちた別次元の風情を醸し出している。遺跡は、野生の虎や象が出没していたので、なかなか修復が進まないまま森の中にひっそりと埋もれていたと言われている。崩れた柱や苔むしたレリーフが散乱する回廊を進みながら探検気分も盛り上がる。遺跡マニアならずしても、引き込まれてしまう不思議なワイルド体験が待っている。
©ASEAN-Japan Centre ベンメリア遺跡
2. サンボー・プレイ・クック
写真提供:H.I.S. サンボー・プレイ・クック
アンコール王朝よりも前の時代、7世紀初頭に創られたクメール最古の遺跡サンボー・プレイ・クックは、アンコール遺跡、プレアビヒアに次いで、第三の世界遺産候補として注目されているスポットだ。