歴史のロマンに浸る世界遺産の街!カンボジア「シェムリアップ」
写真提供:H.I.S. サンボー・プレイ・クック
大小50ほどのレンガ造りの遺跡には、巨木が纏わりついてはいるものもあるが、今もほぼその姿を留めたまま発見されていて、特徴的な八角形の祠堂は、足を踏み入れる者を一瞬で神秘的なムードの中に引き込む。壁面に施された見事な彫刻やレリーフは、アンコールワットへと続くカンボジアの優美な建築美術の片鱗を感じさせる。
3. プレアビヒア寺院
©Tourism of Cambodia プレアビヒア寺院
2008年に世界遺産に登録されたできる天空の遺跡プレアビヒア。ここは、タイ国境のダンレク山地の海抜625mの断崖の頂上にあり、眼下に広がる絶景を臨むことができる。クメール語で「神聖な寺院」を意味するサンスクリット語からきているプレアビヒアは、中央祠堂に向かって伸びる参道に並ぶ塔門のレリーフに、シヴァ神、ヴィシュヌ神、グリシュナ神といった神像が描かれ、偉大な神々への深い信仰を見て取れる。
©ASEAN-Japan Centre プレアビヒア寺院
アンコール・ワットからは、北東120kmに位置し、シェムリアップから遺跡へと向かう道路は全て舗装整備されていて、車で片道3~4時間程度のため日帰りも可能。