どこか懐かしいアジアの風景が残されています。その一方で、ゴルフコースや優雅なアジアンリゾートなどもあり、地元の素朴な暮らしと快適なリゾートライフが背中合わせになったイメージ。
瀟洒なリゾートホテルがある一方、素朴さが隣り合わせに。 著者撮影
地元の人々の暮らしを感じるリゾート周辺エリア
リゾートから抜け出して、オートサイクルでメインロードを走れば、地元の暮らしを垣間見られます。
ビンロウ屋と知らずにカフェのような店に入ると、先客たちがなぜか、くすくす。一画を指差すので、行ってみると、女性が慣れた手つきでビンロウを巻いています。葉っぱに石灰を塗り、砕いたビンロウとタバコの葉を置いて、くるくるくる。バイクを横付けにして買いに来るお客には、天井から吊るした輪っかに通して渡していました。
“トラディショナル・ビートルナッツ・ショップ&カフェ”、ビンロウ屋さんに迷い込んでしまいました。 著者撮影
洗濯タライで串刺しの豚肉を煮込んでいる“ポーク”の屋台の輪に加わってみると、女学生が覚えたての英語なのか、自己紹介をしてくれたり。木陰で休んでいるサッカーチームの少年たちが手を振ってくれたり。