2023年12月10日 21:40
「親の顔が見たい」大企業の集団面接で実家が農家の私を見下す面接官⇒親の顔を見せたら青ざめたワケ
「東京で夢をかなえられるとでも思っているわけ?」「田舎育ちはとろい」「親の顔が見たい」などと、根拠のない偏見に満ちた言葉を投げかけてきました。
私のことだけでなく、親のことまで卑下されて、私はぶち切れ寸前。大学の名前も背負っていることだし、と耐えていましたが、我慢の限界です。「あの……」と口を開いた瞬間、ドアがそっと開きました。
「誰の顔が見たいって?」と、聞き覚えのある声が聞こえてきたのです。
母の登場で形勢逆転!
戸惑いながら面接官たちもドアのほうに視線を向けると、そこには私の母が仁王立ちで立っていました。「なんで?」と驚く私に、ニヤリと笑った母。「その子の親の顔が見たいって? 要望通り、見せに来たわよ」
すると、今まで圧迫面接を強行していた社長が、母に向かって震える声で叫んだのです。
「あ、あなたがどうして東京に……」
母は、「近所の泣き虫っ子が上京して社長になったかと思いきや、ずいぶん傲慢に振舞っているって、地元では持ちきりだよ。自分も田舎出のくせに、農家を見下すなんざ偉くなったもんだね」
そう、この社長、私の両親が手広く農業を営んでいる田舎で生まれ育った同郷者だったのです。