2024年4月3日 22:10
高卒の私を見下すエリート上司「低学歴は必要ないわ」⇒お望み通りに消えた結果、とんでもない結末に
「お願い、戻ってきてくれませんか。あなたがうちの大口取引をいくつも担当しているなんて、私も社長も知らなくて……。取引先から次々と、あなたがいないなら契約解除って言われているの……」
「しかも、他の社員たちがそろって退職願を出してきたんだ……。これじゃ会社が回らない!」
そうなんです。実は、前職でお世話になっていた取引先の担当者の方から、「新しいお勤め先の会社とお取引させてください」と次々連絡が来ているのです。さらに、退職願を出したという同僚たちも全員こちらの会社に再就職する予定。計画通り、2人を窮地に追い込むことに成功したのです。
泣き崩れる彼らを前に、父が言いました。
「君たち、このままでは会社を存続させるなんて無理だろう? ここは1つ、俺に会社を任せてはもらえないか? 娘が世話になった前社長の恩は忘れない。俺が社員ごとしっかり引き受けて、経営を立て直すよ」
自分たちに会社経営の手腕も周囲からの信頼もないと悟った2人は、泣く泣くうなずいたのでした。
学歴主義者たちの末路
その後、父は弁護士を立て、正式に会社を譲り受ける手続きをしました。あのとき私たちが考えた作戦とは、学歴主義で人を見下す2人を経営陣から追い出し、父が社長となって会社を守っていくという計画。