2023年8月26日 22:10
「あの子たちの親はもう…」都会から疎開した子どもの現実に絶句 #親に捨てられたおばあちゃんの話 48
2児の母であり、インスタやブログでエッセイマンガを連載しているゆっぺさんが、尊敬する祖母・キヨさんの壮絶な人生をつづったマンガです。
養母から「もう学校へは行くなよ。家の畑を耕したほうがよっぽどお国のためになる」と言われたキヨさん。学校の先生からは「学校に来い!」と言われて板挟み状態でした。そんなある日、学校では勤労奉仕として石を山からふもとまで運ぶことに。ある生徒は……。
★前の話
肉を食べられるのは1年に一度
いっちゃんという生徒は石を運んでいるときにモンペが破れ、他の生徒から笑われてしまいました。恥ずかしさからつい「日本は負けるに決まってる!!」と言ってしまったいっちゃん。
言い終わる間もなく先生に平手打ちされ、「この非国民が!」と怒鳴られたのです。軍国主義教育は日々度合いを深めていきました。
また、戦時中はとにかく食べ物がなくて……。
こんにちはゆっぺです。
戦時中は、肉を食べられるのは1年に一度だけでした。
米や野菜も戦地へ送るため、自分たちが食べる米はほんのわずか。
少しでも空腹を満たすため、キヨは土手に生えたよもぎなどを採って食べたそうです。
ある日、東京の子どもたちが疎開しに来ました。