「にっぽんの要 わかる・かわる介護・福祉」の放送が今年もスタート!知っておきたい介護の現状とは?
「もっと早くSOSを出してくれたら、介護職員がここまで重労働にならなかったかもしれない」と、現代における介護の課題感について、介護分野における「情報不足」を挙げました。
コロナ禍における介護の現状とは?
コロナ禍における介護の現状について、上条さんが挙げた問題は以下2点。
・コミュニケーション不足
・介護職員の精神的な負担
「認知症の方に対しては、表情や目の向け方、瞬きの回数、口の角度といった『非言語コミュニケーション』を多く使います。しかし今はマスクで半分が見えないため、コミュニケーションがうまく取れないこともあります」(上条さん)
また「介護職員の精神的な負担」の背景には、クラスターの問題があるのだそう。
「介護施設によっては、職員や入居者に感染者が出てクラスターが起きても、受け入れてくれる病院がないという現状があるんです。
なかには4人部屋で隔離が難しく、介護職員の精神的負担が大きいことを心配しています」(上条さん)
本当に必要な人が医療を受けられるように、それぞれが出来る限りの感染対策を行うのが大事だとコメントしました。
「最新の介護・福祉」を知る第一歩に!2月7日より放送中の「にっぽんの要 わかる・かわる介護・福祉」